こんにちは、シアです。
自分に合う職場を探して転職したものの、毎日が地獄のような苦しみを耐えてきた数か月。結果的に、転職後「半年」は乗り切れましたが、心の中では色々な葛藤がありました。(この記事は今から数年前の内容を掲載しています)
私の葛藤や転職した仕事を辞めたい!と思った時に、苦しくて耐えれないと追い込まれた時に実践したことをお伝えしていきます。
※転職前後の心の状態
転職する前は、不安でいっぱい。
転職した直後は、必死さでいっぱい。
私は生まれて初めて「合わない」職場に出会いました。
元々教諭だったので、転職をせずとも転勤はあります。特に初任の頃は、3年で別の場所での経験も必須という考え方の地方公務員でしたので、13年勤めて3回転勤しました。
環境が変わるのはそれほど嫌ではないタイプでした。しかし、今回の転職は驚くほど苦しい感情の連続でした。
仕事が辛い・辞めたいと思った時にひたすらやったこと
それは、今よりよい条件で、自分の能力を発揮できそうな
求人をひたすら探すってことです。
朝起きて、子供を送り出した後に自分も出勤しますが、
どうしても気持ちが上がってこない日は、
ギリギリまでソファーでWEB求人を見ていました。
通勤の電車の中でも駅に着くまで求人を探していました。
今よりも良い条件の求人はないか
今より、自分に合いそうな所はないか
今より、通勤の負担がない所はないか
早く違う所へ移って、今の違和感・辛さから解放されたいと常に思いながら出勤しておりました。
良い求人を見つけると、どうやって応募すればいいのかまで徹底的に調べました。退職を切り出す時期を考え、退職理由をどう伝えるかも考えました。
短期間での転職は次の就職に不利になる可能性があるため、踏み切るには勇気も必要ですよね。
※だからこそ、転職は慎重に、しっかり調査して行うべきです。
特にHSPだと分かっているなら、自分の特性をしっかりと見つめたうえで、就職先を探すのが吉です。
仕事を辞めたい人がどう行動したのか、人のブログも読む
自分に自信がなくなり、辞めたい感情に支配されている時は、同じような心境になった人が、どのように行動したのか、ひたすらブログを読ませていただきました。
私が読んだブログの主さんは、何とか半年~は耐えておられる方が多い印象でした。
メッセージとしても、すぐ辞めることを推奨するのではなく、何とか半年~続けてみることを推奨していました。
当時の私は入社1ヶ月目ですでに辞めたいと思っていたため、半年は相当長い道のりと感じていました。半年続けてみて、その意味が分かってきた気がします。
自分の感情をひたすら書いた
通勤途中に浮かんできた感情は、スマホのメモ帳に書き、家で感じた感情は、ノートに書きなぐりました。何が辛くて、どんな時に辛くて、何が悔しくて、乗り越えられないことは何なのか。
自分が最も辛いと感じることはどんなことなのか…を気のままに書きなぐりました。
私は、こういう負の感情を友達などにサクッと吐き出すことが苦手。かといって旦那や家族に吐き出すのも気を遣ってしまいます。
だから、いつでも吐き出せる「ノート」を活用しています。(昔からやってますが、少し気持ちが軽くなるのでお勧めです!)
転職後半年を乗り切ってみて感じたこと
仕事を辞めたくて仕方ない気持ちを毎日抱えながら通勤した半年。
新しい会社で仕事を覚えて、それなりにできるようになるには半年くらいはかかるものだなと感じました。少しずつ仕事のルールやその会社に流れている精神が理解できるようになってきました。
なぜここまで辞めたいと感じたかを振り返ってみると、イメージのギャップが原因だと見えてきました。
今の職場での仕事は、イメージ的には
- 体力的にしんどくなさそう
- 仕事的にも難しくなさそう
という先行イメージを持っていたのです。だから、「すぐに仕事も覚えて、サクッと働いて収入を得られそうだ」と考えていたのです。
その理由は、「賃金面での低さ」からもすぐ覚えられるだろうと思い込んでいました。しかし実際は、
- 体力的にかなりキツイ
- 仕事は大量の知識を入れておかなければ、さっさと仕事ができない状況
(大量の知識を入れる術(マニュアル)もない環境) - 業務量が多すぎて、時間内には終わるはずもない
という状況でした。
さらには、相当な時間で追い込みをかけられるため、「焦って、焦って~」という感じ。
半年間そんな中で何とかくらいついて来て、少しずつ覚えられるようになりましたが、今でも間違って注意を受けます。。
参考までに、私の職場での業務をお伝えしておくと、
- 商品陳列を時間制限付きで行う
⇒種類が豊富で置く場所が大まかにしかきまっていないため、細かい置場は自己判断で配置するやり方 - レジ接客をしながら、任されている仕事も同時進行で終わらせなければならない
(時間制限付き) - さらに同時に、お客様からのお問い合わせ対応も入ってくる
ざっとこんな感じです。文章にしてみると、何の変哲もないように見えてしまいますが、実際にやってみると「働く」って大変だなと感じます。
最もストレスに感じるポイントとしては、「自分がやるべき業務に全く集中できず、常に邪魔が入る環境の中で時間制限付きの業務をすすめなければならない」という点です。
これほどストレスがかかる職場は今まで味わったことがなく、転職前のイメージとは全然違いました。
HSPにとって、特にこのイメージの差が「合わない・辞めたい」の気持ちを大きくする元になっているように思います。
なぜ6か月間もそんな職場で耐え抜いてこれたのか?
私が、なぜ半年もそこで頑張れたのかもしっかり分析してお伝えしたいと思います。
①時間が短い契約をしていた
私の場合、子供も小さく、精神的な不安もあったので、最初は無理をせず短い時間から始めました。
フルタイムで働いていた時とは大きく異なるのが、「日が明るいうちに家に帰れる」「○時間頑張ったら、家に帰れる」という勤務スタイルが辛い現実を何とか乗り越える大きな要素となっていました。
朝、出勤したくない時でも○時間後には家に戻れるから、ちょっとだけ頑張ろう、という感じです。
②業務で失敗した時の責任の重さ
元教諭職でしたので、何かあった時の責任はかなり大きい職場を経験してきました。
しかし、現在は、ミスをしてもお客さんに誤って、待って頂けば何とか取り返しがつく業務です。
命に関わるような業務はありません。
ミスはしたくないし、お客さんに迷惑をかけると、自分も凹みますが、責任の重さの違いは、私にとって重要な要素でした。
③毎日家にいるよりも数千円多く収入がもらえる
子育て主婦にとって、やはり収入源の確保は大事です。
たとえ少額でも、旦那の収入以外の収入がある安心感は、ない時に比べると雲泥の差ですよね。
私の場合、収入の柱は他にもあるので、働きに出なくても…という部分もありますが、やぱり”金銭的な安定感”は手厚くしておきたいですからね。
④体を動かすことができる
HSPでしんどい、一人になりたい(+身体的な理由もあり)と、しばらく家にこもる経験をして、外に出ない、体を動かさないでいることの恐ろしさを体感しました。
ほんの数か月でしたが、
- 体力が恐ろしく衰えてしまう
- 人と会う機会が減ると、相手に合わせることが苦手になる
- 人と会うことがさらにおっくうになる
などのデメリットがあったのですね。気持ちは楽でしたが。
やはり人は、人と会って、人のために働く感覚が大事だなと痛感しました。職場までの通勤で歩いたり、仕事中に体を動かしたりすることも、健康の役に立っていると痛感しました。
⑤職場のメンバーで、聞きやすい人が居る
今の職場は誰もが過酷な業務を負っているため、聞く暇すらありませんが、それでも分からない点は聞く必要があります。
そんな時に、聞きやすい人と勤務時間がかぶると、心がホッとして働くことができますよね。
あまり個人的な話をする暇はありませんが、「この人に聞く時は焦る気持ちが和らぐな」と思える人がいると、頑張れると感じました。
※おまけ:子供が応援してくれた
やはり家族の応援は力になりますよね。
朝、子供が登校する前に「ママ頑張れー」と言ってくれたり、誕生日に励ましの手紙をくれたりすると、大きな力になります。
この子たちのためにも、頑張らなきゃと。
HSPが仕事を辞めたいと思ったらすること:まとめ
これは私のケースですが、やはり次の転職先を探している時って、気持ちは未来に向かっています。職場で失敗した自分を責め続ける時間が減り、未来の自分を思い浮かべることができていました。
私の場合、家庭の環境や状況も含めて、サクッと転職する行動には移していませんが、本気でよい職場があるときは、行動に起こせばよいと考えています。
なぜなら、時間はもどらないから。
合わない所で耐える力も多少は必要だと思いますが、それよりも合う職場をしっかりリサーチして探し、そこで再チャレンジすることの方がHSPにとって何倍も自分らしい生き方につながると感じています。
追記:辛い職場で気持ちを切り替えた方法
半年の間に、今の職場で自分の気持ちを切り替えていけないかを試しました。それについては、次の記事でお話ししますね。
転職はしたいけれど、私のように入社間もなくて、もう少しこの仕事で頑張れないか?と考えているHSPさんにはお役に立てるかもしれません。
初めから「違和感だらけ」「不快感と疲労」で、毎日押しつぶされそうになりながらの勤務となりました。