HSS型HSP主婦は、刺激を求める反面、繊細な感受性を持ち合わせているため、日常のささいな出来事から思考がぐるぐると止まらなくなることがあります。
本記事では、その特性からの理由とそんな「止まらない思考地獄(反芻思考)」から抜け出すための具体的な5つの対策をご紹介します。
ぐるぐる思考が起こりやすいタイミング
業務の中でのぐるぐる思考パターン
- メール返信に時間がかかる。「この表現で角が立たないかな?」「もっと丁寧にすべき?」と何度も読み直してしまう。
- 会議で発言するか悩む。「言った方がいい?でも変に思われる?」と頭の中でシミュレーションを繰り返し、タイミングを逃す。
- 上司への報告内容を迷う。「細かく報告した方がいい?簡潔がいい?もっと調べてから報告すべき?怒られたらどうしよう」と先回りしすぎて話せない。→私はこのぐるぐる思考、非常によくあり、どんどん疲弊しやすい
- タスク管理で混乱。「今日中に全部終わらせるべき?優先順位合ってる?」と完璧を目指して思考が暴走。→HSS型HSPのタスクの優先順位付けについては>>
- 同僚の表情を気にする。「今の言葉、嫌われた?」「無視された?」と些細な反応を深読みして心が消耗する。
家事の中でのぐるぐる思考パターン
- 物が捨てられない。「もっと時短できるやり方あるかも」「家族が喜ぶ物整理方法は?」と細かい工夫を考え続け疲れる。
- ゴミ出し一つでも、「なぜ私ばかりがやらなければならいのか、夫はどうして家事を手伝おうとしないのか、結婚って何なのか」と、小さな悩みからどんどん大きな問題へと膨れ上がり、ぐるぐる思考から抜け出せなくなる。
- 日用品の在庫管理で、「安いときに買った方が得?でも無駄遣いになるかも」と悩み続け決断できない。
- 「どこから掃除すれば効率いい?」と考えすぎて動けない。リビングかキッチンか、優先順位を迷い始め、結局手が止まる。

HSS型HSPが“ぐるぐる思考”に陥りやすい理由とは?
- 刺激に敏感すぎる(小さな表情・言葉の変化に過剰反応)
- 責任感が強く、「失敗=怖い」という思考パターンになりがち
- 好奇心旺盛で色々考えすぎてしまう(興味が次々移動する)
→ 本来の性質なので、自分を責めなくて大丈夫!
ただ、やりたいこと、処理したいことがたくさんあるのに、ぐるぐる思考が始まってしまうと、時間だけが過ぎて行って疲れますよね…。サクサク思考を整理して、処理できる方法があれば、忙しいHSS型HSP主婦も楽にタスクを進めることができるはず!
「止まらないぐるぐる思考地獄」から抜け出す方法
では実際にぐるぐる思考から抜ける方法を見ていきましょう。ここでは、全部取り入れようとすると疲れるので、自分に出来そうなものから1つずつ実践してみることをお勧めします。
①「考える前に動く」を習慣にする
考えすぎて動けなくなる前に、まず「1分だけやってみよう」と行動のハードルを下げることが大切!完璧な判断や計画を目指すよりも、“やりながら整える”という姿勢が、思考を切り替える最短ルートです。
②「ToDoを3つだけ」に絞る
あれもこれもやらなきゃ…と考えると脳がパンクします。HSS型HSPは選択肢が多いと混乱する特性があるため、ToDoは“今日やるべき3つ”だけに絞るのが有効です。やらないことリストも一緒に作ると◎。

③「心の定点観測メモ」を取る
思考の渦に飲まれているとき、自分の心の状態を客観的に書き出すことで、冷静さが戻ります。「今なぜ不安?」「何に反応している?」を一日一行でも記録することで、思考に飲まれにくくなります。
④〇〇すべき?という「自分にしか通じないルール」を疑う
HSS型HSPは「~すべき」「~しなければ」といった強い思い込みを持ちやすく、そこに囚われてしまいがち。「それ、本当に今の自分に必要?」と一歩引いて、自分ルールを見直す習慣をつけましょー。
⑤「他人の反応を深読みしすぎない」クセを手放そう!
職場の上司や家族の表情・言葉の裏を読みすぎると、どんどん思考が絡まります。「相手の問題は、相手に任せる」とマインドセットを整えることで、思考が静まり、心も軽くなっていきます。
HSS型HSPさんあるある
HSS型HSPさんあるある①:責任感が強すぎる場合
まず「自分が何とかしなきゃ」という思考を手放すことが第一歩。
HSS型HSPは共感力が高すぎて、他人の感情まで自分の責任のように抱えがち。でも、他人の気分や反応はその人自身の問題。
HSS型HSPさんあるある②:HSS型HSPママが夫婦関係の例
協力しない夫の事や良くない問題(お金の不安)頭に浮かぶと、本当にイライラして思考がぐるぐるしてしまう。
【まとめ】HSS型HSPもぐるぐる思考を抜けだせる!
ぐるぐる思考は、HSS型HSPの豊かで繊細な感受性の裏返しです。思考のスイッチを“止める”ことはできなくても、“整える”ことは可能です。
「少しずつ手放す」「完璧を求めない」を合言葉に、自分を苦しめない毎日を選んでいきましょー!