やっぱりHSPだと事務仕事も向いていないの?と不安になっているあなたへ
私の経験を元に感じた、事務職のしんどさと、HSPだからこそうまくいったポイントを事例を添えてお伝えしていきますね。
HSPさんが事務仕事に向いていないと感じる場面
事務職を経験して、自分には向いていないんじゃないか?と感じていた部分をお伝えしますね。
電話・来客対応で自分の仕事がイチイチ止まること。
事務職だと、会社の窓口業務を担っており、電話や来客対応をする会社が多いでしょう。
「自分の仕事をしながら対応する」という部分がミソで、電話対応が多いと自分の仕事がストップします。
マルチタスクが苦手なHSPにとって、AをしながらBをする仕事はストレスが溜まります。
電話対応後にAの仕事に戻る時に、集中力を戻しにくいと感じました。
電話が鳴るたびに、自分の仕事が中断する職場環境。
自分のやるべきAのタスクが進まない焦りも感じていました。
Aに集中している最中に電話対応をすると、Aの仕事の集中力は切れてますからね。
(1時間だけでも、違う部屋で集中してAの仕事を済ませたい…と何度も思いました。
Aに集中している最中に電話対応をすると、Aの仕事の集中力は切れてますからね。(1時間だけでも、違う部屋で集中してAの仕事を済ませたい…と何度も思いました。
マルチタスク的な仕事は、HSPには向いていないと感じました。
頭の整理が苦手なHSPさんは書類の整理も苦手かも?
今ある書類を整理するだけなら、HSPさんも無理なくできます。
しかし、時間がない中で「バラバラに返却される書類」をそれぞれの場所に、順を間違わずに整理する…。案外、手間がかかるなと感じました。
1日それだけをしておけばよいのであれば、気持ちも楽ですが、別の仕事と同時進行で膨大な量を任されるとしんどい日もありました。
頭の整理が苦手なHSPにとって、「文書整理」は向いていないかもしれません。
計算ミス・チェックミスが会社全体の動きを止める危機に?!
事務職でも仕事内容は様々です。
- 外部とのやり取りが中心な仕事
- 経理的な仕事
- 社内の流れをつなぐ仕事
私の場合は、
①外部とのやり取りが中心な仕事
③社内の流れをつなぐ仕事がメイン業務でした。
③はスピードを求められますが、checkミスで会社動きを止めてしまう仕事で1日中気を張っていました。しかも、当日にならなければ業務量が分からず、先回りして仕事を進めることもできません。。
仕事のスピードを自分でコントロールし辛い内容でした。
ただ、「仕事」なのでどんな部署にも責任が伴いますし、期日はあるものですよね。次に、事務仕事をうまく進めるコツをお伝えしますね。
HSPママが事務仕事をうまく進めるコツ【働きやすさUP!】
HSPの私でも事務職をうまく進めるコツってありますか?
ポイントは、「いかに焦らずに、自分のペースで丁寧に仕事を進められるか?」だと思います。
「早く進めなければ」「11時までにこの資料を送付手配しなきゃ」など、焦る場面が多い職種だと思います。
しかし、そんな場面でも、1つ1つの仕事に集中して丁寧に進めることをお勧めします。
自分がコントロールできる所、できない所を見分けて進める
仕事のスピードを自分でコントロールできる仕事はHSPに向いていると言えますが、そんな仕事はなかなかありません。
だから、今の仕事で自分でコントロールできる所とできない所を見分け、優先順位をうまくつけながら進めることをお勧めします。
営業マンのタイミング(売れたタイミング)で上がってくる書類。社内の動きをとめてはならない。
月末までに仕上げる報告書(データを間違うとヤバイ)
書類整理(期限はないが、溜め込むとキツイ)
この3つのタスクがあったとして、緊急度が高いのはタスクAです。ただ、自分でタイミングをコントロールできません。
ただ、自分でコントロールできる範囲を明確にしておくと、不安が減るんですよね。
タスクAが少ないうちに、なるべくB・Cの仕事を進めておく。すると、タスクAの量が増えたり、緊急の場合にも心にゆとりをもって、全体の仕事を回すことができます。
社内の流れをつなぐタスクの場合のポイントも伝授します!
これは私が実践して予想以上に良い反響を頂いたのでシェアしますね。HSPの特性を生かした例なのでよければ、参考にしてみて下さい。
相手が動きやすいように、必要な情報を追加して送ってあげる事。
お客さまから得た情報に加えて、営業がスムーズになるように「調べた情報を加えて」送ってあげることをしていました。
HSPの特性として、細かいところに気が付く・気配りができる・何が欲しいのかが分かるという優れた才能があるじゃないですか?
これまでの事務員にはできなかった「気づき力」をそいう場面で発揮していくことで、自分にしか提供できない価値を気づき上げることができました。
あなたに辞められると困る!会社にとって重要な存在にもなれる
会社にとって、必要不可欠な存在になることで昇給や昇格につながります。
しかも、会社から認められると、多少の優遇を通してもらいやすいのですね。
(例えば、体調変動のため、短時間勤務に切り替えたい。子供の通院のため、毎月〇日は欠勤したいなど)
仕事をするって「言われたことをやって、お給料をもらうこと」だと思われている方も多いと思います。
でも、会社にとって有益な存在になるには、「自分にしか提供できない価値」を提供する姿勢が重要だと思うのです。
実は、これを続けて一定の評価が上がり、3か月後には派遣社員から契約社員、9か月後には正社員のお話を頂きました。その会社では異例の速さだったようです。
まずは、事務職の仕事に慣れたら、自分ができることを精一杯提供することを意識してみるとよいですよ。
まとめ
慣れない仕事になれるのは、HSPさんじゃなくても大変なコト。
でも、そこから自分になにができるのか?自分がやりやすい方法はこれだ!と見えてくると、随分スムーズに進められるようになります。面白さも感じられるかもしれません。
最初の半年、1年は誰もが「もがく期間なのだ」と捉えていれば、自分だけが苦しい、HSPだからしんどすぎると悲観的にならずに済むと思います。もちろん、HSPさんだからこそ疲れることも多いでしょうが…。
守るモノがある今、なるべくうまく自分を休ませつつ、事務職の仕事の面白ポイントを見つけて行って下さいネ。
事務仕事ならHSPの自分でもできるんじゃないか…と試してますが、向いていないように感じる。