Webデザイナーってもう稼げないの?
「Webデザイナーは、もう飽和してるらしいよ」
「案件なんて取れないし、結局クラウドソーシングで低単価ばかり…」
そんな言葉を聞いて、「やっぱり今さら遅いのかな…」と不安になったことはありませんか?
かくいう私もそのひとり。
HSS型HSPの私は、何かを始めようとするとワクワクする反面、周りの情報に振り回されて「あれもダメ、これも無理」とネガティブな未来を想像しては立ち止まってしまうことがよくあります。
でも、実際に手を動かして気づいたことがあります。それは、「稼げない」という声の裏には、“そもそも続けられなかった人たちのつまずき”がある、ということ。
つまり、うまくいかない人には共通点があり、それさえ避ければちゃんとチャンスはあるということです。
このページでは、
「なぜWebデザイナーは“稼げない”と言われるのか?」
「本当に今からでも通用するのか?」
を一緒に紐解きながら、HSS型HSPのあなたに合った学び方・戦略もお伝えしていきます。
【現実チェック】Webデザイン市場の現在地(2025年版)
まず知っておいてほしいのは、Webデザインという仕事そのものは今も確実にニーズがあるということ。
中小企業はデジタル活用を加速させていて、SNSやWebでの集客を強化しています。
私が勤めているある大学では、大学全体のHPに加え、学科ごとのHP,そして研究室事のHP,さらにはプロジェクト単位ごとのHPまで作成している時代なんです。つまり、1つの大学だけでも、膨大な数のWebサイトを運営しており、膨大な費用をそこに投資して発信活動を行っているってことなんです。
その一方で、「自社でデザインまではできない」「マーケティングも含めて任せたい」と思っている会社は多いのが現状で、“ちょっとおしゃれな画像を作れるだけ”では差別化が難しい時代になっています。
実は、今「飽和している」と言われているのは、
✅バナーだけ
✅テンプレートだけ
✅デザインツールを触るだけの初歩レベル
…こういった人たちが多く集まる“入り口の市場”。
逆に言えば、「+α」の提案力や構成力を持つ人にはまだまだチャンスがあるということです。
HSS型HSPの人は、感受性が豊かで、相手の気持ちに寄り添うことが得意。
実はこの「共感力」が、これからのWebデザイナーにとって大きな武器になります。
【よくある誤解】まだ稼げていない人の共通点5つ
では、「Webデザイナーは稼げない」と言う人たちは、なぜそう感じるようになってしまったのか?
よくある“つまずきパターン”を5つ紹介します。
1.ポートフォリオがない or 自分で納得いかず公開できていない…
完璧を求めすぎて、ポートフォリオを出せずに時間だけが過ぎていく…。
これはHSS型HSPの人にも多い悩みです。
「もっと学んでから」「このままじゃ恥ずかしい」と手が止まり、結局誰にも見てもらえないという悪循環に。
2.「センスがない」と思い込んで、勝手に行動が止まる!
SNSでおしゃれな作品を見れば見るほど、「自分には無理かも」と思ってしまいませんか?
比較癖や自己否定の癖が出てしまうのもHSP気質ならでは。
でも実際は、センスは磨けるし、ビジネスに必要なのは“売れる設計力”だったりします。
(しかも、相手のニーズに合わせてアイディアを出せるHSS型HSPさんは、実はあなたの強みで他と差別化できる武器をすでにもっているのですが~そこに気付いて継続できる方はまだ少ないと思います)
3.営業をせず、スカウトを待ってしまう
「自分からアピールしたり、人と関わったりするのが苦手」「断られるのが怖い」
その気持ちはすごく分かります。
でも、営業といってもゴリゴリ売り込む必要はなく、共感から始まる提案型の営業スタイルで成果を出している人もたくさんいます。
4.集客用にSNS発信が続かない(途中で燃え尽きる)
勢いで始めたものの、「何を投稿していいか分からない」「反応が薄い」と感じてやめてしまう。
HSS型HSPの人は感情の波も大きいため、テンション頼みの発信だと継続が難しい。
だからこそ、“自分軸に沿った発信テーマ”を決めておくことが大事です。
これはHSS型HSPあるあるで、あなた自身が誰のために、何のために、そのスキルを使ってサービスを売っていくのか?が明確になっていると、ブレにくくなります。
5.「高単価=デザイン力」と思い込んでいる方
実は、単価を決めるのはデザインの美しさではなく「相手の課題を解決できるかどうか」。
つまり、マーケティング視点や導線設計ができる人が、自然と高単価になっていきます。
実は私はWeb構築の仕事を受注して稼いでいた経験もありますが、デザインスキルはそんなにありませんでした。しかし、他のスキルと掛け合わせていたため、クライアントさんは満足して下さっていたようです。
HSS型HSPの人は、「感性」も「共感力」も武器にできます。
でも、感情や情報に振り回されて行動が止まってしまってはもったいないと思います。
【戦略1】“デザインだけ”にこだわらない|+αの価値で差がつく
HSS型HSPのあなたは、細かいところに気がつきやすく、相手の立場になって考えることが得意ではありませんか?
それは、まさにこれからのWeb業界で求められる「ユーザー視点」そのものではないでしょうか!
たとえば、ただ綺麗なLP(ランディングページ)を作るだけでなく、
「この導線だと、ユーザーが途中で離脱しそうなので、もっと●●した方が良いと考えます」
「商品にこんなキャッチコピーをつけることで、発信内容が明確になり、強みが伝わりますよ」
といった提案ができれば、クライアントの信頼度はぐんとアップします。
つまり、「デザイン+マーケ思考」「デザイン+言葉の力(ライティング)」のように
“あなたらしい組み合わせ”で差別化することが、案件獲得のカギになります。
今からスキルを身に着けて行かれる方は、初めからスキルを掛け合わせる思考を持っておく事をお勧めします。特にHSS型HSPさんは新たなスキルアップは楽しんで行ける方だと思いますし(#^^#)
【戦略2】継続できる“働き方スタイル”を最初に決める
HSS型HSPさんは、最初は情熱的に取り組むけれど、途中で「これじゃない感」に襲われてフェードアウト…なんてこと、ありませんか?それを防ぐために大切なのが、「どんな働き方が自分に合っているのか?」を最初に見極めておくことです。
例:
- 人間関係が煩わしいのが苦手 → 一人で完結できるLP案件やECサイト更新
- 感情を共有しながら仕事したい → 女性向け起業家やカウンセラーとの長期案件
- 飽きっぽい自分を知っている → 毎回ちがう商品を扱う広告代理店系の下請け
働き方が合っていれば、自然とモチベーションも続きやすいし、心がすり減ることも少なくなります。
【戦略3】“売り込まなくても選ばれる人”になる発信方法
「営業が苦手…でも、誰かに必要とされたい」
そんなHSS型HSPさんにこそ、向いているのが“自分の世界観で人を惹きつけるSNS発信”です。
たとえばInstagramで、
- あなたの「制作の裏側」
- 「どうしてこの配色を選んだのか?」
- 「HSP気質で悩んだけど、こんな工夫をしてます」
などを発信していくと、「この人なら自分のことも大事にしてくれそう」と感じた人から自然と声がかかるようになり、気付いたら成約に至っている…ってこともあり得ます。
大事なのは、“売り込む”のではなく、“あなたらしさを伝える”こと。
HSS型HSPのあなたの繊細さや深掘り力は、「安心して仕事を任せられる人」という印象につながり、その辺りはクライアント様から評価いただけるポイントだと実感しています。
【まとめ】HSS型HSPの強みを活かせば、今からでも通用する!
「Webデザイナーはもう飽和」「稼げない」と言われる時代だからこそ、
表面的なスキルだけではなく、“人間性や独自の視点”が問われています。
そしてHSS型HSPのあなたは、
- 直感力と共感力に優れ
- 本質を見抜く力があり
- 相手のために全力で動ける
…という、これからの時代にとても必要とされるスキルセットを自然に持っているのです。
大切なのは、「周りが言う常識」ではなく「自分の中にある資質と可能性」を信じること。
あなたがあなたらしい形で仕事をつくることは、きっとできます。
これから先、どんなスキルを学び、どんな働き方を選ぶか。
そのヒントが、このblogで見つけて行って頂ければ幸いです。